昨日、テレビを観ていると
ソフトボール全日本代表の上野選手が
ある女子小学生ソフトボールチームの子供たちを
相手に指導している姿がありました。
「守備がうまくなりたい」
子供たちの要望に応えて
上野選手が熱血指導をしますが
小学２年生になる女の子３人だけは
なかなか上達することができません
そこで、上野選手が子供たちに対して
「ノーエラーノック」
を行うことを提案します。
ノーエラーノックとは
選手全員が一度もエラーすることなく
キャッチするまで終わることのできない、
精神的にも非常に厳しい練習方法です。
いざ、ノック開始
さすがに、上級生で固められた内野手は
無難にボールさばきます。
しかし、問題は外野を守る２年生の３人です
ノックが１０周、２０周と続いても、
やはり、３人の誰かがエラーする為に、
なかなか練習が終わることができません
次第に子供たちにも疲労の色は隠せず
集中力も乏しくなってきました
そこで、上野選手が子供たちを集めてこう言います。
「自分だけがうまくいけばいいじゃだめだよ」
技術力の高い上級生は
自分が捕ることだけを考えており、
技術力の劣る２年生に対して、応援する気持ちに
少し欠けている部分がありました。
上野選手のアドバイス後は選手一丸となって
ボールを追いかけます。
自分が捕っても、他の選手が捕るまで
精一杯応援します。
「ナイスキャッチ」
自然とお互いに声を掛け合い、
応援にも力が入ってきます。
そして、ノックは３８周目に入った時に
残すはとうとう外野を守る２年生の女の子一人に
なりました。
「カキーン」
監督の打った打球は高い放物線を描きます。
「捕れるかな？」
私もドキドキしてきました
女の子が打球の下に入り、グラブを差し出した瞬間
見事にボールは女の子のグラブに吸い込まれていきました
私も思わず
「捕った～」
「捕った～」
と絶叫して喜びました
監督が上野選手に
「心を強くするには、どうしたらいいですか？」
と質問した時に
上野選手は次のように答えていました。
「チームメイトを互いに思いやる気持ちが大切！
その中から信頼が生まれ、それが強い気持ちに繋がる！」
私もその言葉を聞いて、
まさにその通りだと思いました。
周りの支えや応援があってからこそ
今の自分が在るのです。
この子供たちのように常に感謝の気持ちを忘れず、
他人の為に精一杯応援できる自分でありたいと思いました
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