ウチのお店の中に入ると玄関の正面に古い足踏みミシンが置いてあります。
大好きだった祖母の形見です。
祖父母は聾唖者でしたので、話すこと、聴くことが不自由で唯一できたのが和裁の仕事だったそうです。
長崎に原爆が落ちた時もドンの音が聞こえなかったと言います。
そんな祖母の好きなテレビ番組は歌番組でした。
ひょっとしたらちょっとだけ聞こえてたのかな?
どんな思いで見てるのかな?と子どもながらに考えたことがあります。
私達は友達と自由に会話することもできます。
好きな映画を楽しむこともできます。
好きな所に出かけることができます。
物にも恵まれています。
それに感謝しているか?
健康に感謝しているか?
幸せに氣づいているか?
私が今の仕事をやっているは祖母の影響を強く受けています。
限りある時間、人との出会いに感謝の氣持ちを忘れずに
そして、後悔のないように
行動していきたいと思います。