沖縄では野球関係者の方々を中心にウツシでサポートさせて頂きました。
その中の一人
高校三年生の投手A君
大会2ヶ月前に脇腹を痛めてしまい
最後の夏をマウンドに立つことなく終えたそうです。
悔いの残る状態で
毎日を悶々とした状態で過ごしていた所
A君のお母さんがウツシの情報を知り
藁をもすがる思いで
ウツシを受けにやってきました。
A君同様にお母さんや家族にとっても心残りの高校野球
公式戦には登板できなかったものの
最後にチーム内で開催される
『引退試合で投げさせてあげたい!』
私も高校時代に肩を痛め
満足のいくパフォーマンスを発揮できなかったので
A君の氣持ちはよく分かります。
ウツシを受けた翌日
沖縄の天氣は
生憎の雨
A君はゲームの途中からの登板予定でしたが
雨足は益々強さを増してきました。
本来ならば止むを得ず中止を検討する場面にも関わらず
チームの仲間がA君を登板させる為に
グランドから誰一人引きあげることがありません。
その思いが野球の神様に届いたのか
次第に雨は小降りになり
ついにマウンドにあがるA君
この2ヶ月は痛みとの戦いで、
脇腹をテーピングでガチガチに固めたり
痛みのあまり、キャッチャーからの返球を受け取るだけで激痛が走っていたそうです。
それが、
『今日は痛みがない!』
僅か1イニングの登板でしたが、
自分のベストピッチングができたそうです。
お兄ちゃんの背番号を手縫いで縫った妹さんも
野球未経験なのに息子の練習の為にキャッチボールやランニングに付き合ったお母さんも
本当に喜んでくれました。
将来は野球の指導者になることを決めたそうです。
A君なら人の痛みがわかる
優しくて
芯の強い
指導者になれると思います。