カイロプラクティックは「病気の原因」に取り組みます。創始者D.DパーマーとB.Jパーマーの親子二代に渡り研究開発された手技療法で背骨の矯正とは異なり、その手技をアジャストメントと呼びます。
1895年にアメリカアイオワ州ダベンポートにおいて、D.D.パーマー氏が17年間耳の聞こえなかった雑役夫のハービー・リラード氏の頚椎に手によって少し働きかけことにより、それまで聞こえていなかった彼の耳が段々と聞こえるようになったことにヒントを得て治療法を考案したのが、カイロプラクティックの始まりとされてカイロプラクティックの創始者であるDDパーマーは、『カイロプラクティックとは、哲学、科学、芸術である。カイロプラクティックは、神経圧迫を引き起こしている椎骨変位を、手によって正常な状態に整えることで神経圧迫を取り除き、脳からのイネイト・インテリジェンス(先天的知能)を100%引き出し、この治癒力により体を健康な状態に導かせるための治療法である。』と説いています。
その後息子にあたるB.J.パーマ氏が研究を重ね、脳-背骨-神経-各器官・細胞と生命エナジーの関係を教育レベルまで体系付け、407人のメディカルドクターを動員し実証しまいた。そして世界にも紹介され日本にも大正時代初期に伝わったようです。
ギリシャ語でカイロ(Chiro)は『手』、プラクティコス(Practicos)は『技術』のこと。これらを組み合わせた言葉が、カイロプラクティックの語源です。