映画玄牝(げんぴん)を観てきました。
この映画は愛知県の吉村医院が舞台となっており、
そこで、自然分娩での出産を控える妊婦さん達の
日々の生活を追ったドキュメンタリー映画である。
私はこの映画を2つの視点からみた。
一つはカイロプラクターとして
一つは父親として
吉村医院の院長
吉村先生は「江戸時代のような生活をしとったらええ」
臨月の妊婦さんにも薪割りや雑巾がけをさせ、
とにかく体を動かし、自然に沿った生活を提唱している。
私自身もバランスの取れた食事や適度な運動をし、
できるだけ自然の状態での出産が好ましいと思っている。
自分の内側を見つめることなく、外側にばかり目を向けて、
薬や手術に頼るのは疑問である。
上部頚椎カイロプラクティック自体も
何も足さない、何も引かない、
自然の考えに沿ったものである。
しかし、映画のある場面では考えさせられるものもあった。
出産までの過程では亡くなる命もあり、
「死ぬべき子どもを帝王切開で助けるのは神の意志に背くことだ」
という趣旨の発言があった。
自然に出産するということは
陣痛促進剤や帝王切開をすることではない
江戸時代には薬や手術はできなかったはず
そこで、命の火が消えるのなら
それは、それで神様が決めたこと
・・・
現場の助産師にも葛藤があり、
何が良いとか悪いとかは言いきれない部分もある。
生命力を活かすカイロプラクターとして
これをどのように解釈したら良いのか?
父親としてはどのように解釈したら良いのか?
この意見には賛否両論あると思うが
自然とは?
命とは?
死とは?
もし、この映画を観る機会があれば
真の健康と命のことを考えて頂きたいと思う。
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